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2019 07/26

東京カラス最終話10巻までの感想 全ての都市伝説はギャグが掻っ攫う ネタバレ注意

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マンガワンで東京カラス(作:宮下裕樹先生)が最終10巻まで掲載されていたので全巻読み終えました。
※マンガワンでは7月26日まで掲載です
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マンガワン アプリ内イメージより引用
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※どの漫画にも言えることですが掲載期間が終了している場合があります

同じく小学館のアプリのサンデーうぇぶりでも掲載されているので一緒に紹介。
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サンデーうぇぶりアプリ内イメージより引用

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※どの漫画にも言えることですが掲載期間が終了している場合があります

東京カラスですが

・最初の方から張り巡らされた多くの伏線とその回収
・今まで出会ってきた存在が力になる盛り上がり
・主人公が見せるここぞという場面でのカッコいいシーン
・そして誰にでも居場所や役割があるというメッセージ性

などなど主人公の表向きでは斜に構えている部分ひっくるめてこういった王道的な物語の熱さがあります。

でもそんな熱さを全てギャグが掻っ攫ってしまうんです。
しかも台無しにもならない絶妙なバランス感覚で。

このノリが面白い!

そんな東京カラスの最終話までの感想など。

関連作品 
宮下裕樹先生の別作品「リュウマのガゴウ」についてはこちら。

リュウマのガゴウ10巻最終話までの感想・考察 人物が繋がった時の面白さよ ネタバレ注意


以下ネタバレ注意

東京カラスとは 最終話までの感想・あらすじ

1時間に40件以上事件が起こる魔窟都市、東京。

大島田満子(おおしまだ みつこ)率いる都市伝説研究会は日夜奇異な都市伝説にまつわる依頼を募り、解決しています。
人口密集地域の東京においてここ10年ほど、ただの事件としては片付けられないような出来事が多発していました。
それはまるでオカルトのような、そんな不可思議なもの。

満子はその事情について知っているようで解決の手段も持ち合わせています。
ついでに依頼をこなしてお金稼ぎも。

そんな彼女自身、側近には人面犬の研究会会長、体の半分がカラスのような女子高生、そして人間戦車のような普通ではない人が集まるようになり都市伝説やオカルトが日常のすぐそばにありました。

それもそのはずで作中の都市伝説が頻発するそもそもの原因が満子によるものだとわかっていくのですが…

都市伝説が次々に湧き出る場所、東京

東京カラスは中盤まで1話~2話構成の都市伝説を解決していくって短編的なストーリーが出てきます。
でもそれらを少しずつつなぎ合わせると実は何が起こっていたのか、満子がどう関わっていたのかなどが分かってくる伏線にもなっていました。

まあその伏線は大島田家のお家騒動とブリトニーの乱が本格化してからの話なので途中までは満子率いる都市伝説研究会が街で起こる都市伝説をどう解決していくかを楽しみました。

それで都市伝説というのはあくまで人の噂と思い込みがそういうことが起こっていると錯覚させるってまさに都市伝説らしい考えとオチもあります。
でも一方でガチの霊的な現象も起こりました。なので実際はどういうことなんだ、と結末を楽しむミステリー要素もあったりします。

前者ならば人の欲や悪い面が、後者なら当たり前だと思っていた常識が覆される危機感が漂っていくんですがそのあたりはこの漫画ならではのノリでギリギリシリアスにならないようになっていました。

友達と願いと呪いの物語 二人の八咫烏

東京カラスの最重要な存在が二人のカラスです。

妹の井黒巴
満子にとってはあとほんのひとかけら欲しかった力、そしてかつて捕らわれたのを見て解放して友達になってほしいと願ったのが八咫烏の儀式に必要だった少女、井黒巴です。
ちなみにこの名前は元々夜逃げした生徒の物で都合が良かったため名前が無かった彼女にあてがったものでした。

本来は富士樹海にいる双子のカラスで儀式の為に八咫烏として大島田家に捕えられていたものを満子が解放したのが発端であり時を経て人間の姿になって彼女の元を訪れました。
カラスが人間の姿になった理由は解放した際に友達になってと願ったから。

この際に個人的な願いというものは呪いと等しいってことが語られますがそれは物語が進み、ガチの戦闘が増えていくに従い本当に願いと呪いは表裏一体なんだってことが分かります。
満子がピンチな時も自身の考えとは裏腹に力を膨らませ、体が動いてしまうのですから。

日常パートでは月日が経ったとはいえ元がカラスだった生き物をよくぞこんなに可愛くしたなぁって感じで基本的に友達として過ごしています。
満子にかまってもらえないと落ち込んだり、甘えたり忠儀も程よく誓っていたりと色んな表情を見せます。

ようやく会えたと思ったのに当の満子は誰だかわからない(そりゃ当たり前ですが)からショックを受けているところからもう可愛いです。
可愛いけれども普通に生ごみを漁ったりクラスになじむことなんて到底不可能と言ったように習性はカラスのままってのが凄いギャップでした。
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東京カラスより引用
さらっとネズミの味を知っていましたし。

飛行能力とそれに伴う戦闘能力、あとは霊視によって満子をサポートします。

それと足が三本あるのでは?→下についているのでは?疑惑から下着の中を確認される流れが印象的過ぎてな。
可愛いけれども可哀そうですし会長のトドメのデリカシーの無い発言もやっちまった感ありました。まあちゃんと満子が鉄拳入れましたが。
元はカラスではありますが人間じみた感性も当たり前のように持ち合わせているのも注目でした。

矢沢(エーちゃん)
巴のお姉さん。
願いという名の契約が巴に対して忠誠と友人の関係を結んだとしたら矢沢は敵意を増幅させてしまいました。
元々人間に対して酷い目に遭わされたのと妹を守ろうとした思いが友好とは真逆の方面に働いたのです。
願いと呪いが表裏一体のように親密と敵意もまた同じように出てきてしまった結果、彼女は満子に対して半端ない憎悪を抱いた双子の片割れが矢沢でした。

ただ、矢沢の場合は春子と良好な関係をだんだんと結んでいくようになります。
決して巴と満子のような関係ではありませんがこれは春子の主人公的な人・人外問わず受け入れる器量あってのものでした。
本当にそこまでは良かったんですがブリトニーが出てきて矢沢を無理矢理奴隷のようにしてしまったあの展開は多分作中で一番胸糞というか単純に悲しいものです。
こういう部分があるから春子は満子が言ったことに加えて読み進めていても主人公みたいに思えてしまうのでした。

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東京カラスより引用
そして敵意とはいえそれ含めて満子が願った友達の一つの形ってことが分かるのはお気に入りな答でした。

口悪く粗暴で、でも優しい桃太郎

霊的な能力が無いですが彼女のかつての罪を償うため、そして曲がりなりにも陰陽師の名門、大島田家の長女として日夜都市伝説の解決に明け暮れています。
従来の女子の主人公のイメージを置いてけぼりにするような性格と行動で口は悪いし喧嘩沙汰も多いし金にがめついし下僕(部員)をこき使うしってことでもうハチャメチャ。目つきをあえて悪くするとしか思えない美人隠しの眼鏡も付けています。
あと本当はとんでもないお嬢様なのにそれとは似つかわしくない極貧生活を送っているおまけつき。

でも
・性格→危険に巻き込みたくない人がいる、救いたい存在がいる、実は裏で進めていることがあった
・行動→事件を解決するため、もっと言うと10年前に自分が起こしてしまった東京の混乱を解決するため
ってことが分かっていきます。
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東京カラスより引用
巴と矢沢を解放し、八咫烏の義を台無しにした理由について「あたしのために、結界を切ったのさ…」って言った場面で彼女の人となりは集約されている気がしました。

そんでもって行動が凄く潔い。
怪しい人物や敵に対しては躊躇なく成敗するのでテンポが良いです。
まあ成敗しようにも霊的な力を失ってしまっているので苦戦することが多いんですがそれがまた魅力でした。
苦戦しても結局彼女を慕う部員のおかげでなんとかなりますし。
あと霊的な力が無いなら無いなりにアイテムを揃え、膨大な知識を身に付けていることもわかります。実は陰で努力するタイプ。
宝剣のような鬼切丸を持っているのも地味に心強かったりしました。

ちなみに満子のモチーフは桃太郎です。
犬・キジ・猿に該当する人達が彼女のもとに集まり鬼を退治する。
ここでいう鬼というのは角が生えた怪物のことではなくおそらくは「隠(おぬ)」、つまりは姿の見えない人の力や常識を超えた物にも当てはまるでしょう。
そういった脅威から人々を江戸より守ってきた満子の家系には本当にふさわしいモデルですし彼女と桃太郎、八咫烏が繋がった瞬間はウォォォォってなりました。

やる時はやる女子で口癖かつ信条の慈悲であり慈愛を最後まで見せてくれました。

それと幼少期の時は天使です。
時間が経つにつれてすれにすれつくしていったのが分かってしまうのも満子なのでした。

それらがギャグでまとめられる

一瞬何が起こったのかわからないけれども時間差でシュールなことが起こっていることが分かることも速攻で笑ってしまうこともある。
大抵1話ごとに必ず何かしらのギャグがオチを掻っ攫ってしまうのが東京カラスでもありこのノリのおかげで悲しい事や辛いバックグラウンドがあっても読みやすいんだってことにだんだんと気がついていきます。

特に最終話、ブリトニーが首塚を暴れさせてしまった際に今まで登場したキャラたちが一斉に集まって満子を、部員を、そして東京を守ろうとするすっごく感動的で盛り上がりかける場面があります。
でもそれを許してくれないのも流石でした。
だって、今まで登場したキャラには注釈で何巻何話って説明されているのに未収録の存在があまりにも多いので。
未収録だらけでそんなのは笑ってしまってもしょうがないです。パンチなのにビームだし。

校内で矢沢による傷害事件、それも都市伝説関連とは無関係な人が傷を負った際はこれはまずい…って思っても何とかなったのはびっくりしました。

それと変態が彩る場面では作画により気合が入っているのも注目です。

最後までこのコメディ要素をぶっこんで来るのも読み終わってみればあっという間だったと思う理由でしょう。

もう一人の大島田家、クリスティーヌ春子

満子の例の件があったので代わりの長女を養子として迎え入れた大島田家。
彼女がハーフの発育長良好な美人女子高生の春子でした。基本的に誰に対しても隔たりなく接し、ノブリスオブリージュを体現させた人物です。

嫌味ったらしいほどの実力と自制心を兼ね備えた女子で満子とは正反対のように序盤は描かれます。
つまりは王道と邪道の関係。

戦闘能力も高く、真っ直ぐな心持で世に仇なす怪異を討滅してきました。
満子も言っているように清く正しく美しくの主人公補正属性。
様々な人が自然に彼女の味方をしていきます。
極限まで鍛えた基礎を用いて剣一本で戦い抜く真正面からの戦闘スタイルもカリスマを感じてしまう由縁でしょう。

出てきた当初は何やら大島田家と満子の事情を邪推してしまって警戒したくなる人物でしたが実際はそんなことありません。
むしろ彼女が元気になればなるほど読んでいて不安が拭い去られます。

あとエロ要員と言われているように一番下着姿も破かれた衣装も見せていて真のお嬢様なのにその不遇ったら…
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東京カラスより引用
でもそのサービス精神と堂々とした様子には感服せざるを得ませんでした。
会長の下ネタ攻撃にも動じません。

まあ彼女の満子へ対する思いはどうであれ終始満子は毛嫌っていて必要以上の接触を拒もうとしているんですけどね。彼女を語る時は10割増しで悪評を加えます。
その関係性もまた良しです。

彼女も結局はブリトニーの被害者になってしまうのでそれをどう救うかが満子の終盤の一番の見せ場でした。

全国高等学校歴道選手権
全国の高校から陰陽に通じたチームを募り、西か東かの主権を争う全国高等学校歴道選手権。
チーム対抗戦ということでいろんな人物がそれぞれの持ち味を存分に出す盛り上がるイベントで満子の知識と機転、切り札としての巴、山田君のブラックホース具合や貞男の勇気、やればできる会長など見どころは多いです。

が、その中での主役は春子でしょう。
ブリトニーが来たことで矢沢は強制的に配下にさせられ、春子自身も自分を失って冷徹になり、ただ戦闘するマシーンのようになってしまいましたがそれを払拭しかつての輝きを取り戻しました。

こういったトーナメントや試合形式の選手権は長々と続くイメージがありましたが本作だとテンポよくサクサク進んでいきます。

陰陽道のネタ

笑いはありますが陰陽道周りのネタはガチです。
それらが詳しく少しずつ出てくるのは春子がより関わり出してからで特に富士通交差明堂形と東京にある大穴「ヨコアナ」関連は伏線が散りばめられていました。

結局これを維持しないと江戸時代(直接の原因は第二次世界大戦時)から前代に至るまでの平安が覆されてしまうのですが幼少期の頃の満子は維持の儀式に必要な二匹を逃がしたことで崩壊、10年前から怪奇現象が勃発するようになってしまったというのが作中の舞台の背景です。

春子曰く、満子は
「この関東一帯の血膜の礎を乱しに乱し、あらゆる怪異を引き起こし、闇を持つ者の人心を惑わし、今なお、この東京を崩壊の危機に陥れ続けさせている、悪魔的珍事の主犯者なのですわよ!!」
とのことですがこれは大げさでも何でもなくそのままの通りとは恐れ入った。

説明しすぎない程度、でも何をやっているのかちゃんと分かるくらいの用語や解説が出てくるので陰陽道ネタも興味をそそられました。

登場人物について

満子もそうですが登場人物が皆一癖も二癖もあってそれでいて見せ場もちゃんとあります。
そんな人達についてのまとめ。

人面犬会長 滝川信悟
都市伝説研究会の会長。
なぜ会長かは設立時の名目によるものです。
元々校内屈指のイケメンだったのに人面犬になったあげくずっと満子の尻に敷かれて一見かなりの不遇なのにその感じが板についてしまっています。
なんだかんだ言って満子が会長のこと気に掛けているのと犬の習性が身についてしまっているおかげでむしろ笑えました。井黒巴が出てきて顔を曝け出すようになってからは一層気の毒さに拍車がかかります。

というよりも作中で一番笑いを稼ぐキャラ。全体的に悲しみに包まれていますしダッシュ婆の時は過去エピソードが出てきて一層辛くなるキャラですがそれを感じさせません。
犬の時は袋を被っていたら愛嬌があって袋を取ったらとんでもなくシュールになる、それが彼でした。

ネタには事欠かない人物でその後は貞男の人面痩によって異様な力を手にしたり、人間に戻ったと思ったらまた犬になったり、それも柴犬から大型犬化もしたりと話が進めば進むほど引き出しが増えます。
それでいて人面犬・人面痩の力を有効に使うことができるのでいざとなった時のジョーカー的な活躍は熱い。

その中でもやっぱり人間に戻った後に犬の習性が残ってしまってトイレも犬と同様のやり方になったあのあたりが一番笑いを取っていたと思いました。あのあたりはギャグ濃度が特に高かったです。

あと地味に犬はストレスを感じると前足を舐める場面。
直前の他の女子生徒のナルシスト指摘で傷を負ってしまったのがこういった行動で描かれるのは人面犬設定の勝利でした。
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東京カラスより引用
他にも犬の習性がつい出てそれが彼の心情とリンクしている場面があるのも細かかったです。

あとは女子も男子も出てきますが恋愛方面は無し(股開は別物)、あくまで友情や仲間やライバル、親子って部分にスポットが当てられています。
外面も内面もイケメンなある意味恋愛方面の最後の砦の滝川にその気配が無い時点でそりゃそうだわってなりますがこの作風に下手にそういった描写が無いのはむしろ読みやすさでしかなかったです。

童 貞男(わらべ さだお)
人面痩をどうにかしてくれ、という依頼で都市伝説研究会にやってきた貞男。
その人面痩が某ボーカロイド似のオツってことでどうにか一緒に暮らすことができないだろうか、って内容だったのは本当に笑えます。
ただ、実際はそれは全て彼の錯覚だったってのがホラー的なオチでした。

でもここで終わるのが東京カラスではない。
人面痩は確かに貞男のことを想っていたのです。
彼から消えた後は会長の尻に宿り、陰ながら貞男を守っていきます。

あとしばらく春子からはガチで人外のコロボックルだと誤解されていたのもポイント高い。

貞男自身はそこまで力は強くないですが彼を守ろうとする力が強いので予想外に窮地を脱します。

山田
不老不死の日本兵、人間タンクの山田は第二次世界大戦中に改造された人物でした。
ずっと地下鉄道のさらに奥深くで彷徨っていたところを見つけられ、なんやかんやあって研究会入り。
そして貞男を提督と慕います。
驚異的な身体能力とパワーを兼ね備えていて春子がどうのこうのってレベルではありませんでした。
そして、彼が登場してようやく役者がそろうんです。
満子の桃太郎のモチーフもそうですしヨコアナにかつて何があったのか、その産物は何かなどなど。
弱点はありますが単純にパワーがものすごいので分かりやすい力と暑苦しい性格を持ち合わせた彼が味方になったら特に心強かったです。

毒島さえ子先生
都市伝説研究会の顧問になった毒島先生ですが最初は廃部にしようとして登場したり次からは(大島田家の隠ぺい工作のための巨額のお金に目がくらんで)擁護したりと何かと忙しい先生。あと自分に酔ったヒロイン気取り。でもゲスさと(歪んだ)生徒愛が入り乱れているのが中盤からの彼女の見どころでした。
ちなみにまともに登場する先生は彼女一人でした。
学校外でも何かと研究会と関わることが多いです。

また、絶妙な陰険具合が面白い女性教師でした。
生徒なのに滝川にご執心で、それなのに人面犬になったことを知らないのであの手この手で死んでしまった、生き返ったという満子の策略に翻弄されています。
あとは私生活は金と男にだらしなくてだんだんとその様子が研究会に対しても包み隠さずに曝け出すようになりました。

本当、あるべき姿ではない教師像ってのを地で行っています。
それでもインパクトをいまいち与えにくいのは他の主要人物がもっとヤバイからでしょう。

ちなみに彼女が悪い男に眠らされて連れ去られようとした際は滝川は見た目だけじゃなくて心もイケメンってことを知るエピソードになりました。
あいつは人面犬って部分と満子に一時的に心を奪われたってところが無ければ本当に順風満帆だったわ。

坂井
鬼わ番衆の紳士なおじいさんで満子と春子を全力で守り抜きますしそれに見合う体術を兼ね備えていました。
穏やかなツッコミで和ませてくれる一方で誰かのピンチには身を挺して守り、時間を稼ぐという役回りをこなすことも。
これが不安にさせますが彼の場合はフラグクラッシャーなのでこれが救いでした。

股開沙瀬子
モブのビッチ。
だけど矢沢に襲撃されたり春子のような清潔じゃない方の下ネタを一手に引き受ける人物で何かと印象深いです。
以前貞男にもあった異界とのリンクを依頼解決に結びつけるのは満子ならではの強引なやり方であっぱれでした。まあ後輩女子にやる事じゃないけど…

大島田巌
大島田家の当主にして満子の実父。
威厳たっぷりの風貌とセリフに反して堂々と無能と評されています。
でもそれを知っているのは坂井などほんの一部だけでほとんどの人が勝手に解釈して恐れをなしているラッキーマン。
そう、彼は幸運が凄いのでした。
でもそれだけじゃなくて霊的戦闘力は抜群。
幸運だけではなくその力があるからブラフもしっかりと通用することが分かるように見せる場面ではしっかり見せるナイスガイでした。

中小路寅子
西の名門家系の寅子。多分人間で一番満子を好きな子。
名門なのに残念な目にあわされてしまうのが彼女です。一枚岩ではない関西勢力、とりわけ兵藤の策略にも嵌められます。

でもそれは全て主人公格不在時の時の活躍の布石でした。
そういった時こそが寅子の見せ場なのです。
都市伝説研究会のメンバーとも馴染んで「私の知っているお前はそんなものじゃないだろ」的なセリフが似合う立ち回りはあっぱれ。
コメディ的なノリがあるとはいえ、最終章はやっぱりいつにもましてシリアスになります。
そんな時に寅子がいてくれて本当に良かった、って思えるキャラでした。

大島田・N・ブリトニーでさえも慈悲と慈愛に包まれる

本作の悪役・ラスボスの立ち位置ではありますがそれだけでは説明しきれない異様な存在が春子の実母であるブリトニーです。
物語に出てくる主要な人物はあくまで「何か」を持っている者たち。
霊力だったり霊倶を扱う心得だったり、人ならざるものだったり。
ただ、それらは舞台の全体から見たらある意味超希少で他の大部分の人は何も持たずに日常を歩んでいます。
ブリトニーもそういった何も無いはずの人だったんですが物や力含めた才覚への執着があまりにも強すぎる故、体を徹底的に改造しきって手段を選ばず各所の大事な武具を手に入れていきました。
霊的な方面も科学的な方面も尽力し、ついに授かった春子はとてつもないポテンシャルを持った陰陽師になったわけです。

母が叶えることができなかった願いを子が叶える。
これだけならまだ全然問題ありません。

ブリトニーの恐ろしいのはその完璧な春子の肉体を乗っ取るためにずっと彼女の前では良き母として、そして彼女が大島田家の唯一の存在になるためにずっとずっと長い年月を待っていたのです。

ここまで圧倒的な執着の奥深さによって数多の法具や高位者の人体の一部など種別問わず手に入れたことで色が無くなり虚無とさえ表現されてしまう始末で今まで出てきたあらゆる怪異とは比べ物にならないレベルで異様な存在でした。

そんなブリトニーは野望が潰えた先に待っているのは今までの悪事が原因の各種方面からの報復・・・と思いきや、皆が納得する場所と役割を与えられたという結末がすっごく驚きますししっくりきました。
彼女の底なしに見えた欲は関東一体、それどころか日本の安寧を司る規模になって初めて満たされるほどのものだったとは…

東京カラス最終話までの感想まとめ


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東京カラスの最終話付近は今までとは比べ物にならない規模の戦闘になります。しかも様々な組織や人員、立場が入り乱れますし。
もう本当にお祭り状態。
その際にごっそり落とした力は形を変えて再び満子の元に集結するという最後の最後に主人公らしい見せ場が出てきました。

ラストの大掛かりな戦闘も良いですが巴達と連携して鬼切丸を扱うような市街地の戦闘も好き。
というかそっちのスピード感と迫力がむちゃくちゃカッコいいです。

長いエピソードはヨコアナ関連と将門公の首塚関連メインでこれがストーリーにとってはもちろん大事です。一方で短編的な感じで都市伝説を解決していく研究会の様子は笑わされたり普通にホラー展開だったりほのぼのしました。

大島田家の存在は古くから日本の陰陽道を以て治安を守り、怪異が出たとしてもそれを都市伝説にします。
そして、一般人相手には金品を以て口封じし、あくまで噂にしてしまう。
つまり本当の意味で都市伝説を作り出す家だったんですが最終的に満子はその家を実質放棄した立場になります。

でもこれで良い終わり方だわって思えるのがやっぱり最後に出てきた都市伝説研究会のメンバーが勢揃いしたシーンです。(※連載版だとそこで終わりみたい)
未曽有の危機から救ったあとのドタバタ感もあって結局は巴達と友達として活動しているのが楽しいってことが伝わってきました。
合わせてどうぞ

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