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2019 05/23

「星空のきみ」最終話までの感想・考察 反重力幼馴染との同居は不思議でちょっと怖くて ネタバレ注意

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サンデーうぇぶりで全2巻分読み終わった「星空のきみ」(作:塚本夢浩先生)って漫画。
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サンデーうぇぶり アプリ内イメージより引用

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今でも好きだけれども心の距離が離れてしまった美少女幼馴染との同居生活がふとやってくる男子高生の物語なんですがラブコメとか青春漫画だと思って読むと予想外の展開に驚かされます。

でもその驚きも面白さにつながるわけで何回もどんでん返しがあった後に最後にでかいけれどしんみりするのが一発やってきました。
そんな「星空のきみ」の最終話までの感想や考察など。

ネタバレ注意

「星空のきみ」とは 最終話までの感想

男子高校生の加地クウトには気になる女子がいます。
彼女は美少女としてクラスからひそかに注目されている幼なじみの星崎チカ。
昔好きだったけれどもとある理由でその恋を閉ざしたクウトですがある日、彼が一人暮らしをしている部屋にチカがやってきました。

ただし、逆さまになりながら。
彼女はまるで天井に本当の地面があるように振舞っていたのです。
驚く暇も無く、彼女はクウトの部屋で同居をしたいと申し出ます。

こうしてクウトとチカの謎めいた同居生活はクラスの人に知られずにスタートしたわけですがチカには何か良からぬ噂が流れ始めて…

星と引力がモチーフの気持ち

「星空のきみ」では引力とか星ってワードや関連語句が主人公視点でよく出てきます。
星や星の欠片はどちらかというとチカに対して、クウトについては引力って言葉が印象的でした。
というのもチカは辛い事とかを溜めこんでしまうタイプでそれが星の欠片になって彼女の中にたまっていくから(あくまでクウトがそう思っているだけですが)。
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「星空のきみ」より引用
一方でクウトの言う引力と言うのは心の距離で「二人の距離は、年を重ねるごとに衛生くらいのスピードで離れていった」ってセリフからも分かる通りチカとの距離感を表現する時に用いがちでした。

天体の要素と恋愛・青春のかけ合わせって綺麗だけれども切なくて独特の魅力があります。
本作ももちろんそういった感想を抱くわけですがそういった表現以外にも重力・引力が関わってくるのにびっくりします。

高校に入ってからなぜかオタクグループの人達が集まってくるというのはクウトはつまり彼らと縁のある重力。
一方で同じクラスにいるはずの幼馴染なのにチカとは離れていくことが分かってしまっているのは引力を振り切っているから。

最初の象徴的なシーンはここですし、最終話を読むと「あれ?これが発端なのでは?」って思ってしまいました。

チカとのさかさま同居

疎遠になっていた幼馴染のチカが家に尋ねてきてそのままの流れで同居することになるなんともこの先が楽しみになりそうな展開がやってくるわけですがそんな嬉しさを抱く前にチカがありえない挙動を見せます。

浮いたのです。

チカが言う「浮く」というのはクラスで浮いた存在になってしまったという意味ですがそうじゃなくて文字通りに物理的に浮いてしまってそのまま天井が床のようになってしまいました。
しかも彼女はこれが普通でしょ、何がおかしいの?って感じ。
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「星空のきみ」より引用
この不思議な同居生活が「星空のきみ」が見どころの一つです。
というか最後まで読んで意味が分かる。

チカの憂鬱
何を考えているのかわかりにくくて、でもクウトには特別な想いを抱いている、抱いていて欲しいと思わせるチカ。
家にやってきてからこんな側面が強くなります。
短いシーンの中に色んな感情が新しくどんどん出てくるのも注目でしたがやっぱり泣き顔に持っていかれるね。
自分が何か迷惑をかけると自分の元から大事な人がいなくなってしまうって思いこんでしまっている場面がやってきてしかもそれは彼女にとって辛さの始まりだったんです。
始まりというかクウトが最初に彼女のそういった面を認知する場面。

クラスで浮くなんてもんじゃないきつさ

チカ視点で物語を考えると本当にきっついなぁって展開がやってきます。
彼女が無断欠席をしたあたりから悪い噂が流れまくってしまうのでした。

クウトが最初に耳に挟んだ噂ってのは「付き合っていた人に妊娠させられてしまった」ってもの。
でもこれは真っ赤な嘘ですしクウトにだけは信じて欲しくなかった内容でした。

そっからはさらに悪い噂が悪い噂を呼んで出席する日になった時にはクラスから浮くってレベルじゃない辛さを味わうことになります。

全ての元凶のミレイが織りなすホラー

「星空のきみ」を読み進める際に常に押さえておきたいのはチカとクウトの長い間のすれ違いです。
せっかく同じクラスなのに
・クウトはチカから嫌われたくないと思っている
・チカはクウトから避けられていると思っている
って互いにいつのまにか刷り込んでしまっていて今の今まで過ごしてきました。

その一番の原因は5年前、クウトがチカに宛てたラブレターの返事です。
断られるにしても散々な内容でそこから彼は好きだった気持ちを忘れて嫌われないように事を荒立てずにしようって行動をし続けました。

そんなことやっているうちに互いが互いに訊きたいこともろくに訊けず仕舞いになっていきます。

でも手紙はチカの返事ではありませんでした。
工作されていたのです。

その犯人はクラスのリーダー的な女子で一見皆に優しい神園ミレイです。
彼女の本性が分かってからはうわぁ…ってなりつつも行動もセリフも演出も非常に盛り上がるんだわ。

何故なら怖いから。
陰湿さが怖いってのもそうですが単純に何をしでかすかわからない怖さがあります。絵柄も一気に豹変します。

ぶっ飛んだ方向のメンヘラが入った美少女が見せ場を提供してくれるわけですからそりゃ盛り上がりますがさらにどういうこと?ってなるのは謎の人形が出てきてからでした。

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「星空のきみ」より引用
「前川」ってしゃべる人形が出てくるんです。
これが悪意の塊みたいな人形なんですが何故か良いキャラしていてメルヘンホラーの世界に持って行ってくれました。

チカの天井生活もそうですがミレイ&前川のやり取りから一気にファンタジーみたいになります。でも実際はファンタジーじゃないってのが凄い。

あと彼女達も心の距離について地味に語っているのが良き。


チカに対して噂を流してクラスから浮かせていたのもミレイなんですがそもそもなぜ彼女がそんなことをしていたかって言うとクウトの事が好きだったから。
好きだし何より彼女を救い出した人物だったからです。
そして自分の気持ちが彼に向いていて向こうもその気だったはずだと思っていたら近くにチカがいたことが分かって彼女の悪意=前川が暴走してしまったのでした。

過去編もそうですがミレイの内面が分かる描写が後半の方に出てきますがそれを理解できるのがクウトなんだよなぁ。彼は最初はミレイの憧れとなって次は理解者になりました。
これは最終話直前での新たな伏線ですが最後のピースがピタリとはまったようで面白いです。

星空のきみ 最終話までの感想・考察まとめ


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「星空のきみ」は振り返ってみたらそれぞれの想いを告げることができずに長い間過ごしてしまった男子一人と女子二人の三角関係青春物語…でいいのかな。
でもそれまでがきつい。
前川も言っているように人生って辛いのね、って感じ。

しかもミレイの場合は過去が凄く重いし何よりもチカとクウトがすれ違った5年間よりももっと長い10年間想いを抱いていたってのが注目でした。

最終的にはチカもミレイも救った形になったようで一応円満ですし何よりもこれからあの二人の物語が新たにスタートしそうな雰囲気が好きです。

それでここからはちょっとした考察とさらなるネタバレ注意。


まずは前川ですが前川時代のミレイの過去の悲しみを注入した人形です。
そして、魔法少女系に出てくる不思議な生物とかそういった物じゃなくてどちらかというと二重人格の自分じゃない方に近い存在でした。

決別したい過去と辛さとそんな自分を知っていて欲しい象徴って感じです。
ノリノリで蹴りを入れていたのもある意味自分の本性をさらけ出していいもう一人の自分だからでしょうか。
そう考えると謝ることが快感につながるって意見がちょっと闇深いんだよなぁ。

それでクウトとミレイが中心になった視点で現れる異常な演出は全て二人の症状に由来します。
なんの症状化と言うと「統合失調症」。
これがカルテにうっすらと一部分の文字しか映っていませんがどう考えてもこれしかないんだよなぁ。
現実世界の認識が統合できないのでクウトからしたら本来は浮いていないはずのチカは逆さまになっていますし、ミレイは前川という動く人形と話し込んでいます。

チカの上下が不安定って言っているシーンもあるけれどそれはクウトの精神の不安定具合って考えることもできました。
チカを遠くに感じた矢先に本当に遠くに行ってしまったってのも一種の発端でしょうが読み終わるとじわじわとその感覚が彼を蝕んでいたんだろうなぁって気もします。

また、終盤でミレイとチカの対決の時に「前川が机の脚を壊して直後にネズミが出た」って場面があります。
ミレイから見たら前川のサポートだけど正常なチカからしたらネズミに注意を奪われたってのがそこで分かりますし統合失調症なのは主要人物の中で二人だけってのが改めて確認できます。
彼女の方が根が深くて幼い時にジェフリー・ダーマ―を救世主にするってくらいには荒れた家で過ごしていたのでそんな中で出会ったクウトにぞっこんになる、というよりは極度の依存をしてしまうのも納得してしまいました。


それとホラーとギャグは紙一重なところも隠れた見どころで
・オタクがチカがいるかどうかを暴く流れ
・池テル男
・二人が同居していることを知ったミレイの黒い部分全開
らへんが地味に笑わせてもらいました。

そんな感じで天体と心の距離をテーマにした不思議な作品の「星空のきみ」。
そして2巻分しかないのに読後感も良いしきっちり気になる伏線とかも回収されていきます。
なによりチカ。
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「星空のきみ」より引用
チカは喜んでいる時も可愛いのはもちろんのこと、言いたいけど言いにくかったのを勇気を持って言う場面がクッソ可愛いです。(ミレイはミレイで可愛い所あるけどやっぱり負の部分が大きすぎた)
彼女のキャラとずっと好きだった背景あっての魅力でした。
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